第13回遺伝カウンセリング研修会のご案内
第13回遺伝カウンセリング研修会のご案内
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- 講義(WEB)配信期間:2023年7月7日(金)0:00~8月4日(金)23:59 (オンデマンド)(予定)
- RP開催日:2023年7月22日(土)(12:50-18:00)~23日(日)(9:20-15:00)Zoom開催
- 目的:臨床遺伝基本4領域の知識、技術、態度のアップデート
- 受講対象者:RPは、臨床遺伝専門医または認定遺伝カウンセラー
講義のみは、制限なし(臨床遺伝専門職、臨床遺伝に興味のある医師や
メディカルスタッフ、認定遺伝カウンセラー養成コース学生、などを含む)
- 講義+RP修了者へ単位認定とする。講義のみの聴講可、但し単位付与なし。
- RPのねらい:
主に資格取得5年以内程度(目安)の臨床遺伝専門職が、生涯教育として臨床遺伝4領域の基本疾患を題材に知識の更新や技術・態度の学び直しを行う。
- 講義のねらい:
臨床遺伝専門職、臨床遺伝に興味のある医師やメディカルスタッフなどの対人援助職、認定遺伝カウンセラー養成コース学生などが、臨床遺伝4領域での最近のトピックスに関して知識の更新を行う。
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<プログラム(予定)>
テーマ | 講師:敬称略 | 希望内容・到達目標 |
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家系図作成Up to date | 徳富智明 (岩手医大) |
1)2022年の家系図記載法改訂の要点を説明できる 2)家系情報の系統的な聴取方法を説明できる |
小児期の視点を通じた移行期医療連携~Down症候群をモデルに~ | 清水健司 (静岡県立こども病院) |
1)年齢依存的合併症やライフステージに応じた社会福祉資源を理解し、出生よりつながる医療管理や心理社会的支援の留意点を説明できる 2)移行期医療の基盤となる小児期の包括的医療連携の進め方を説明できる 3)移行期医療の実践において、小児期の視点を通じた成人期診療との連携における意義や課題を説明できる 4)移行期医療における遺伝カウンセリングの役割を説明できる |
移行期医療と成人移行支援~Down症候群をモデルに~(成人診療科の立場から) | 竹内千仙 (慈恵医大) |
1)染色体疾患における継続的な医療管理の必要性を説明できる 2)Down症候群のライフステージと,成人期・老年期に必要な医療管理および,成人診療科に求められる役割を説明できる 3)成人期,老年期に必要な社会資源を理解し、包括的な支援について検討できる 4)移行期医療における遺伝専門職の役割を説明できる |
神経難病の薬物治療・遺伝子治療の開発の現状とこれから | 松島理明 (北大) |
1)現在の神経難病の遺伝カウンセリングにおける注意点を説明できる 2)神経難病の薬物治療・遺伝子治療開発の現状や今後の展望を説明できる 3)神経難病を自然歴が変わる可能性がある疾患ととらえた場合の、今後の遺伝カウンセリングの在り方を説明できる |
遺伝性疾患に関わる出生前診断の心理社会的支援 | 浦野真理 (東京女子医大) |
1)遺伝性疾患を念頭に出生前診断を考慮するクライエントの遺伝カウンセリングにおける心理社会的支援の在り方を説明できる 2)出生前診断を巡り、クライエントの意思決定が困難な状況や選択後の苦悩、家族構成員間での異なる価値観の心理的葛藤など困難な場面での支援の在り方を説明できる 3)多職種連携での支援における診療録などでの情報共有の在り方を説明できる |
ライフステージに配慮した家族性大腸腺腫症(FAP)の消化器内視鏡診療から遺伝医療を考える | 岩泉守哉 (浜松医大) |
1)FAP(小児)の消化器内視鏡診療の現状や注意点を説明できる 2)FAP(成人)の消化器内視鏡診療の現状や注意点を説明できる 3)FAPの消化器内視鏡診療の現状や注意点を踏まえ、ライフステージに配慮した遺伝医療提供の在り方を説明できる |
家族性大腸腺腫症(FAP)への外科的治 | 檜井孝夫 (広島大) |
1)FAPに対する外科的治療に関して説明できる 2)FAPに対する外科的治療の際の周術期の管理や合併症への対応、治療後のフォローにおける注意点に関して説明できる |
<募集人数>
・講義+RP :96名
臨床遺伝専門医 または 認定遺伝カウンセラー(有資格者)
(日本遺伝カウンセリング学会員もしくは日本人類遺伝学会会員)
・講義のみ:定員無し
遺伝専門職を含む医療職・対人援助職、ならびにその養成課程学生(非会員も可)
<参加費用>
・講義+RP (日本遺伝カウンセリング学会員):25,000円
・講義+RP (日本人類遺伝学会のみの入会者):30,000円
・講義のみ(日本遺伝カウンセリング学会員):5,000円
・講義のみ(日本人類遺伝学会のみの入会者およびその他の非会員):10,000円
<申込方法>
Webで登録をお願いします。 https://jsgc-form.info/30/
<受付期間>
・講義+RP:2023年6月1日(木)12時~6月23日(金)12時
※RPは定員に達した時点で締め切ります。
・講義のみ:2023年6月1日(木)12時~7月14日(金)12時
<会員番号>
申込みの際には会員番号(数字10桁)が必要です。(例:会員番号243116〇〇〇〇)
不明の場合は各学会事務局まであらかじめ余裕をもってお尋ねください。
<認定単位>
臨床遺伝専門医制度単位 12単位(ロールプレイ4回)
認定遺伝カウンセラー制度単位 12単位
日本人類遺伝学会細胞遺伝学認定士 5単位
※講義とRP両方を修了された方のみに付与します。
<主催>
日本遺伝カウンセリング学会研修委員会
<後援>
日本人類遺伝学会、日本遺伝子診療学会、全国遺伝子医療部門連絡会議
<お問い合わせ先>
日本遺伝カウンセリング学会事務局
E-Mail: jsgc●mynavi.jp ●を@に変えて送信してください
Tel.03-6267-4550 Fax.03-6267-4555
※お問合せはE-Mailにてお願いいたします。
日本遺伝カウンセリング学会研修委員会
研修委員長 井本 逸勢(愛知県がんセンター) 山本 佳世乃(岩手医科大学)
担当理事 福島 明宗(岩手医科大学)