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2024年 WEB開催

【予告】遺伝カウンセリングロールプレイ研修会(2023年度:冬のGCRP研修会) ・第18回遺伝カウンセリングアドバンストセミナーのご案内

来年2024年に開催されます遺伝カウンセリングロールプレイ研修会(2023年度:冬のGCRP研修会) ・第18回遺伝カウンセリングアドバンストセミナーについて、現時点で確定しております内容を以下にお知らせいたします。

 

1. 遺伝カウンセリングロールプレイ研修会(2023年度:冬のGCRP研修会) のご案内

GCRP研修会は、2021 年度より日本遺伝カウンセリング学会研修委員会が担当する研修プログラムの一つとして実施しております。
2023年度:冬のGCRP研修会では「不育症、筋強直性ジストロフィー (周産期、成人神経)」を専攻医の皆様に提供します。専攻医の皆様は、ぜひご参加ください。

*事前に参加可能日の希望調査をおこないますが、多くの方が参加できるよう事務局で参加日を調整させていただきます。ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

 

GCRP開催概要

●開催日時:2024年2月4日(日)、17日(土)の計2回 12時30分~17時(予定)
     *両日とも同一の内容です。いずれかのみ参加可能です。
●開催形式:ロールプレイ演習(オンライン)、ビデオ講義の事前視聴(オンデマンド)
●予定参加者数:各回96名
●申込期間:2023年12月13日(水)12時~12月22日(金)12時
●受講料:各回 20,000円
●申込先:https://gcrp.jp/
●プログラム内容:
・遺伝カウンセリング総論
・筋強直性ジストロフィー
・不育症

 

備考:

・当日は、各回2つの疾患について5-6名のグループに、ファシリテーター:FT1名と

サブファシリテーター:SFT 1名が付き、オンラインでロールプレイ演習を行います。

・オンデマンドで配信されるビデオ講義を、事前に視聴していただきます。

・配布されるシナリオ・ワークシートで事前学習を行なって下さい。

・通信環境が良好な、自宅または職場からの参加でお願いします。

 

詳細が確定次第、HP に記載いたします。

日本遺伝カウンセリング学会HP:http://www.jsgc.jp/news.html

 

 

2. 第18回遺伝カウンセリングアドバンストセミナーのご案内

●講義(WEB)配信期間:2024年2月16日(金)0:00~3月15日(金)23:59 (オンデマンド)

●RP開催日:2024年3月3日(日)  Zoomによるリモート開催

●テーマ:拡大新生児マススクリーニング

●受講対象者:RPは臨床遺伝専門医または認定遺伝カウンセラーの有資格者。講義のみは制限なし。

講義+RP修了者へ単位認定とする。RPはzoomにて実施。講義のみの聴講可、但し単位付与なし。

●ねらい:
遺伝カウンセリングアドバンスドセミナーは、近い将来を見据えて、遺伝専門職が関わり得る課題について深く学ぶ機会として、全領域の遺伝専門職に有用なセミナーとなるような話題を提供しています。今回のテーマは「拡大新生児マススクリーニング」です。

新生児マススクリーニング(Newborn screening: NBS)は、乳幼児健診、予防接種と並ぶ小児に対する予防医学の三大事業の1つであり、国策による子どもの成育段階に起こる障がい発生の予防または軽減のための公衆衛生事業です。既存の公費負担によるNBSの対象の約20疾患については全国で実施されています。しかし、治療可能(actionable)な難病が増えるにつれ、また有効な診断法が増えるにつれ、従来のNBSの対象疾患以外で早期診断、早期治療が可能な疾患が増えてきており、一部の地域で拡大NBSとして始まってきています。また、NBSは遺伝学的検査としては発症前診断であり、ガイドラインでも検査前の十分な説明や遺伝カウンセリングが望ましい検査であるという側面もあります。

拡大NBSは、その対象疾患に、これまでの診断アプローチと異なり、新生児の家系内の保因者や未診断の罹患者が同定される可能性がある疾患や、診断・治療のタイミングが必ずしも新生児期である必要がない疾患などが含まれており、両親の意思決定を含め現場では様々な課題が認識されています。さらに、実施地域や病院ごとの契約状況の違いによる不均一性があり、非実施地域での新生児はこの早期診断、早期治療が受けられません。これらの課題は、周産期、新生児、小児領域以外を専門とする医療者・臨床遺伝担当者が、自身の専門領域で現在あるいは今後抱える課題ともオーバーラップする点があると思われます。オンデマンド講義は、NBSの考え方のみならず拡大NBSについて最新の情報を学べる内容になっており、遺伝専門職以外の医療者にも広く情報共有のために活用いただけます。

 

●ロールプレイ実習の参加条件:
臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー(CGC)の資格を有する臨床遺伝専門職

・上記の臨床遺伝専門職であれば、疾患領域毎の専門領域は問いません。

• 周産期、新生児、小児領域の遺伝カウンセリングに携わる、あるいは興味のある臨床遺伝専門職
• 他のActionabilityが高いまたは今後治療法や診断法の進歩により高くなることが予測される遺伝性疾患(神経筋疾患、遺伝性腫瘍、その他)の診療の中での遺伝カウンセリングに携わる、あるいは興味のある臨床遺伝専門職

・資格取得後5年程度、あるいは遺伝カウンセリング研修会などで研鑽を積んだ経験者が望ましいが、小児科を基本領域とする臨床遺伝専門医や小児専門病院勤務のCGCはこの限りではない。

プログラム(予定)

講義名 演者 講義項目 到達目標
新生児マススクリーニング(NBS)総論 大浦敏博
仙台市立病院
  1. NBSの目的
  2. NBSの対象疾患
  3. NBSの歴史
  4. 現行の実施の体制,制度とその課題
  5. 拡大NBS総論
  1. NBSの目的・意義を説明できる
  2. NBSの実際の方法を説明できる
  3. 従来のNBSと拡大NBSの違いを説明できる
遺伝学的検査としてのNBSの進め方 酒井規夫
大阪大学
  1. 遺伝学的検査のガイドライン
  2. NBSの検査の特性と留意点
  3. 検査施設でのスクリーニングと専門施設での確定診断
  4. NBSの検査前のICと検査後の遺伝カウンセリングの意義
  1. 遺伝学的検査としてのNBSについて説明できる
  2. スクリーニング検査と確定診断の意義や違いを説明できる
  3. NBSの検査前の説明の重要性を説明できる
  4. NBSの遺伝カウンセリングの必要性を説明できる
NBSの対象疾患によるNBSの意義とフォローの課題 濱崎考史
大阪公立大学
  1. 出生後すぐの診断時期における課題
  2. 見逃し症例に関する課題
  3. 治療の有効性に関する課題
  1. 先天性代謝疾患のNBSの診断における課題を説明できる
  2. NBSの疾患治療における課題を説明できる
拡大NBS対象疾患 PID(SCIDを中心に)の診断の意義と課題 今井耕輔
防衛医科大学校
  1. PID(SCIDを中心に)の疾患特性とNBSの意義
  2. ロタウイルスワクチンの定期接種との関連
  3. 新規診断法の開発
  1. 拡大NBSの意義と課題を説明できる
  2. 拡大NBSの対象疾患の選択における課題を説明できる
拡大NBS対象疾患 SMAの診断の意義と課題 木水友一
大阪母子医療センター
  1. SMAの疾患特性とNBSの意義
  2. 新規治療法(髄注薬ヌシネルセンナトリウム,遺伝子治療薬オナセムノゲンアベパルボベク,経口内服薬リスジプラム)の選択とフォローにおける課題
  1. 拡大NBSの意義と課題を説明できる
  2. 拡大NBSの対象疾患の選択における課題を説明できる
拡大NBS対象疾患 LSD(Fabry病を中心に)の診断の意義と課題 澤田貴彰
熊本大学
  1. LSD(Fabry病を中心に)の疾患特性とNBSの意義
  2. 発症時期
  3. 治療開始が新生児期,乳児期ではない点
  4. 本人ではなく家族の診断につながる意義と遺伝カウンセリングの必要性
  1. 拡大NBSの意義と課題を説明できる
  2. 拡大NBSの対象疾患の選択における課題を説明できる
対応施設―産科側から 平原史樹
横浜市立大学名誉教授
  1. 産科医からみたNBSの位置付け
  2. NBS実施における多職種の連携の重要性
  1. 産科側からみたNBSの実際について説明できる
  2. NBS実施における多職種連携の課題を説明できる
対応施設―小児科側から 瀬戸俊之
大阪公立大学
  1. NBSでの小児科医の役割
  2. NBS陽性者の精査対応と遺伝カウンセリングの実際
  1. 小児科側からみたNBSの実際について説明できる
  2. NBS陽性者の精査対応の実際と課題を説明できる
当事者からのメッセージ 中井まり
ムコネットTwinkleDays
武田正道
クラッベ病患者とその家族の会

IC: インフォームド・コンセント    LSD: ライソゾーム病
PID: 原発性免疫不全症候群  SCID: 重症複合免疫不全症  SMA: 脊髄性筋萎縮症

募集人数

・講義+RP :72名
 臨床遺伝専門医 または 認定遺伝カウンセラー(有資格者)および上記条件に該当される方
 (日本遺伝カウンセリング学会員もしくは日本人類遺伝学会会員)

・講義のみ:定員無し
 遺伝専門職を含む医療職・対人援助職、ならびにその養成課程学生(非会員も可)

参加費用

・講義+RP (日本遺伝カウンセリング学会員):25,000円 
・講義+RP (日本人類遺伝学会のみの入会者):30,000円 
・講義のみ(日本遺伝カウンセリング学会員):5,000円 
・講義のみ(日本人類遺伝学会のみの入会者およびその他の非会員):10,000円

申込方法

Webで登録をお願いします。 https://jsgc-form.info/31/

受付期間

・講義+RP:2023年12月26日(火)12時 ~ 2024年2月5日(月)12時
 ※RPは定員に達した時点で締め切ります。

・講義のみ:2023年12月26日(火)12時 ~ 2024年2月28日(水)12時

会員番号

申込みの際には会員番号(数字10桁)が必要です。(例:会員番号243116〇〇〇〇)
不明の場合は各学会事務局まであらかじめ余裕をもってお尋ねください。

認定単位

臨床遺伝専門医制度単位 10単位(ロールプレイ2回)
認定遺伝カウンセラー制度単位 8単位
日本人類遺伝学会細胞遺伝学認定士 5単位
※講義とRP両方を修了された方のみに付与します。

主催

日本遺伝カウンセリング学会研修委員会

後援

日本人類遺伝学会、日本遺伝子診療学会、全国遺伝子医療部門連絡会議

お問い合わせ先

日本遺伝カウンセリング学会事務局
E-Mail: jsgc●mynavi.jp  ●を@に変えて送信してください
Tel.03-6267-4550  Fax.03-6267-4555
※お問合せはE-Mailにてお願いいたします。

日本遺伝カウンセリング学会研修委員会
研修委員長 山本 佳世乃(岩手医科大学) 井本 逸勢(愛知県がんセンター)
担当理事  福島 明宗(岩手医科大学)