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セミナー

千里ライフサイエンスセミナーX1 「新興感染症のウイルス学」

日時

2025年5月21日(水)10:30~16:20(WEB配信併用)

場所

千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール
(大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)

コーディネーター

前田 健   国立感染症研究所 獣医科学部 部長 
海老原 秀喜 国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長

開催趣旨

新興感染症は人類がかつて経験したことがないほどの勢いで出現している。様々な人類の活動が感染症の発生リスクを高め、拡大の要因となっている。新興感染症を引き起こす病原体の多くがウイルスで、解析技術の発展に伴いウイルスも徐々に解明されつつある。新興感染症の発生・拡大機序を知ることにより対策へ、病原体を知ることにより診断・治療・予防法の開発へと結びつく。“知彼知己者、百戰不殆”である。本セミナーでウイルスのゲノム、構造、性状を正しく学び、病原体と環境や野生動物の関係を知り、今後の感染症に対する正しい対応への一助となれば幸いである。また、人類だけの健康を守ることは根本的な感染症対策にならない。人類の健康だけでなく動物や環境の健全性を守るOne Healthアプローチが重要である。

プログラム

10:30-10:35 挨拶 
 審良 静男  千里ライフサイエンス振興財団 理事長
10:35-10:50 はじめに
 前田 健   国立感染症研究所 獣医科学部 部長 

第1部 新興感染症の発生機序を考える
10:50-11:30 「カエルツボカビ研究からみた感染症の生態学的研究の意義」
 五箇 公一  国立環境研究所 生態リスク評価・対策研究室 室長
11:30-12:10 「野生動物に由来する感染症と環境」
 岡部 貴美子 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所
 生物多様性・気候変動研究拠点 研究専門員

- 昼 食 -

13:20-14:00 「新興感染症に対するOne Healthアプローチ」
 前田 健   国立感染症研究所 獣医科学部 部長

第2部 古典的なウイルス学から、構造、そしてバイオインフォへ

14:00-14:40 「エボラウイルスの病原性発現における炎症性応答誘導の分子機序」
 海老原 秀喜 国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長

- 休 憩 -

14:50-15:30 「エボラウイルスの細胞内増殖機構」
 野田 岳志  京都大学医生物学研究所 微細構造ウイルス学分野 教授
15:30-16:10 「動物由来ウイルスのリスク評価に向けたバイオインフォマティクス技術の開発」
 川崎 純菜  千葉大学大学院医学研究院 感染病態学 特任助教
16:10-16:20 おわりに
 海老原 秀喜 国立感染症研究所 ウイルス第一部 部長

*セミナー終了後、交流会(名刺交換会)を開催します。是非、会場にお越し下さい。

参加費

無料

定員

会場参加 100名、WEB参加 500名(要事前申込)

申込方法

参加希望者は、当財団ウェブサイトから5月15日(木)までにお申込み下さい。
X1「新興感染症のウイルス学」

定員になり次第締め切ります。
会場参加予定者には、開催日前に「参加案内」を送付します。
また、WEB 参加者には開催日前に参加方法をお知らせします。

主催

公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団

後援

バイオコミュニティ関西