「潜性」「顕性」についての報道について

2017年9月6日の新聞紙面において、日本遺伝学会が「優性」「劣性」という用語を、「顕性」「潜性」に改訂するという報道がありました。
同記事の内容で、日本人類遺伝学会との協議の上で共同提案したという内容がありましたが、学会役員・執行部が直接協議をした事実は無く、本用語に関して学会として了承したという事実はございません。
また、本記事の元となる日本遺伝学会の書籍にも同様の記載がありますが、こちらにおきましても上記の通り、事実と異なる点を確認しております。

しかしながら、用語の持つ重要性は本学会においても認識しており、2009年（平成21年）9月にも遺伝学用語の改訂を行っております。
本件に関しても、学会内で検討を行い、対応を行っていく予定です。

以上の通り、ご報告させていただきます。