日本人類遺伝学会 The Japan Society of Human Cenentics

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遺伝カウンセリング・出生前診断に関するガイドライン

1994年12月発表

細胞遺伝学及び分子遺伝学の進歩は人類遺伝学の発展に多大の貢献をもたらした。しかし一方で、こうして得られた新知見がこれまでの生命倫理問題に加えて、新たにいくつかの論点を生むに至ったことも指摘されている。この背景として、ヒトの遺伝子には個人のほとんど全ての生命情報が含まれていること、現在の解析技術により異常染色体や特定の変異遺伝子の検出、さらに遺伝子による個人識別などが可能になったことがあげられる。 遺伝カウンセリングや医療に携わる者は、患者及びその家族の基本的人権を守り、彼らが特定の変異遺伝子を保有するが故に不当な差別を受けることがないように、また、必要に応じて適切な医療及び支援を受けることができるように努めなければならない。この目的のため次に掲げる各項目に留意することを提言する。

このガイドラインは平成6年12月5日 日本人類遺伝学会理事会の承認を得たので公表する。

なお、ガイドラインの作成にあたっては、日本産科婦人科学会、日本小児科学会、日本先天異常学会、日本先天代謝異常学会など関連学会との意見の交換を行なった。

付:出生前診断に関する見解

1994年12月発表
Jpn. J. Human Genet. Vol.40, No.1 (1995) 綴込みに掲載